• 2005.09.02

    オオクワガタ

    ゆるキャラの次はオオクワガタって、お前仕事してるのかよと怒られそうですが、昨日ちょっと感動したのでお付き合いのほど・・・

    静岡で材木屋をやっている友人から「オオクワガタがたくさんいるんだけど要りまへんかー」と声がかかったのが8月上旬のこと。

    家には熱帯魚もいるし犬もいるしウサギもいるのにこれにまたクワガタかーと躊躇しつつ二つ返事でよろしくーと回答。(躊躇してないし)

    昨日、声を掛けて、欲しいと手を上げてくれた友人の分を含めて8匹のオオクワガタが自宅に送られてきました。

    ダンボールの箱が軽いので、「クワガタって軽いのね」と思ってダンボールを空けるとプラスチックの箱が並んでおり、中に巨大なオオクワガタが・・・

    「うわっ!デカっ!」と思いつつ立派なツノ(?)をしばらく眺めていると、子どもの頃に戻ったような気持ちに・・・

    『そういえば昔、夏休みに朝早く起きて近所の森に捕りに行ったなぁ・・・』

    そんな森も今では県営団地に変わり、タヌキすら出ていた森のあった面影は全く無い。

    今年は子ども達の間でムシキングなるゲームが大流行、それに伴い空前の昆虫ブームだとか・・・

    そういえば、お台場のアクアシティに昆虫の特設コーナーがいきなりあって150万円のブルーヘラクレスが売られていた。

    ヘラクレスオオカブトと言えば昔の小学生にはKing of 憧れカブト、カブト界のKing of Kingsで、図鑑か標本でしか見れなかった。それがデパートで売られるようになるとは・・・
    しかもブルーって・・・

    都心に住む子ども達にカブト虫やクワガタはどんな風に見えているんだろう。
    自分達とは違う世界に住む異次元からの使者か?

    自分が生きているこの世の中には色々な世界がたくさん広がっている。虫捕りに行った森には森のルールがあった。その中では人間は主役ではなかった。一匹のカブト虫やクワガタはそんな世界が存在することの片鱗を都会にいても教える力を持っていると思った。

    彼らの住む森と人間である自分が住む都会とはつながっていて、決して異次元のものではないと、だから自然を守っていかなければならないと、このブームを通じて子どもたちが学んでくれるようになって欲しいと願いつつ、クワガタの飼育セットを買いにドン・キホーテに走った昨日の深夜2時でした。(事前に用意しとけよ)