• 2005.09.05

    パソコンは家電足り得ず

    最近、パソコンの家電化という言葉を聞く機会も多くなりました。

    んが、しかし・・・私はパソコンは家電になることは無いと断言したくなります。
    逆に家電のパソコン化は恐ろしい勢いで進んでいる気がして、将来が恐いです・・・

    家電とパソコンの一番の違いは、家電は買った後、色んなものをそれに加えたりしないのに対して、パソコンは色んなものを加えるという点です。

    例えば買った冷蔵庫に電子レンジやらテレビやらを組み込んだりとかしません。

    でも、パソコンは、デジカメ編集がしたいと思えばそのソフトを買ってきてインストール、ワープロがやりたいと言えばワープロソフトをインストール、DVDが見たいと言えばDVDソフトをインストールするわけです。

    これは先ほどの冷蔵庫に後からレンジを組み込むのと同じこと、そんなこと個人が家でやったら不具合が起こって当たり前です。

    しかもそのパーツ(パソコンの場合ソフト)を作っているのがマイクロソフトではなく別の会社なわけで、エラーが出て当たり前。だって当のマイクロソフトのWindowsの中にすら色んなバグがあるんですから。

    そもそも冷蔵庫に改造を加えようとする人がいるとしたら、その人は冷蔵庫の構造を知っていて、自分で冷蔵庫を組み立てられるくらいの技術力がないと辛いですが、パソコンはそんなことを普通の人に日常で要求するわけです。

    そんなパソコンはやはり家電にはなれそうにありません。

    でも、人間は今まで不可能と思われた色々なことを実現させてきました。

    電子レンジばりに「これ、チンしといて!」とパソコンに口で言えば、3分後にはブログシステムが立ち上がってしまうような、そんなパソコン時代の到来を信じ、今日も会議に明け暮れた一日となりました。(とっほり)