2007.04.17
Mystyle@こだいら様からお声がけをいただいて、「地域も企業も元気になるCSR講座」で「地域におけるCSR展開の現状と課題」というテーマで講演をさせていただきました。
■CSR講座レポートはこちらに・・・■
http://mystyle-kodaira.net/csr_1.html
雨模様の寒い一日となったにも関わらず、NPO団体関係者の皆さまはもちろんのこと、企業の方、小平市の市民の方まで幅広いステークホルダーの皆さんがご参加くださいました。
今、国を挙げて地域活性化が叫ばれる中で、今回のセミナーのような視点を持っていて、開催する力を持った団体が存在することは、その地域の市民の方にとっても非常に恵まれたことであると思います。
産官民学の協働が地域の活性化にとっても重要だと言われますが、この協働を支えるコネクションの役割としてNPOの活動は無くてはならないものです。
これは、単なる受け皿となるということではなく、お互いが対等の立場で地域のために得意な役割を担うためのコーディネート役という中核を担うことを意味します。
そのためには、NPO自身もそれに見合うだけのスキルと信頼を獲得しなければなりませんが、今、日本を見渡しても、それだけのノウハウを持った団体は非常に少ないというのが現状です。
こういったセミナーを開催できる力を持ったNPOのノウハウを他の地域のNPOも共有し、それを参考にしてセミナーを開催できるような場をCANPANで創っていけたらな・・・と思いながら、廃校をリユースした会場の、元図書室に積まれた教科書類を見ながら思いました。
竹内さんはじめMystyle@こだいらの皆さま、本当にお疲れ様でした。
ご講演された東京マイコープの鈴江様、西武信用金庫の高橋様、貴重なお話しをありがとうございました。
ご静聴いただきましたご参加の皆さま、ありがとうございました。
またお会いできるのを楽しみにしています。
それにしても、そこにあった教科書、私が中学生の頃使っていた表紙と同じだったのにはびっくりすると同時に懐かしかったです
地理の教科書は地図がはさんであった場所すら同じでしたが、あれは改訂されていないんでしょうか・・・
2007.03.28
55,000人以上の方がお読みになっている「スーパー広報術」というメルマガで、4月より「CSR広報」というものを連載させていただくことになりました。
その内容を半月遅れでこちらのブログに転載いたします。
最新の内容はぜひ「スーパー広報術」というメルマガをご購読いただければと思います。
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■メルマガ『スーパー広報術』■
http://s-pr.com/super-prway/
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第一回目の内容は下記のとおりです。
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|03│町井則雄の「CSR広報の時代」…………CSRは企業と社会との共通言語
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みなさん、はじめまして。
この度、「CSR広報の時代」を執筆させていただくことになりました町井則雄です。
日本財団が運営する「公益コミュニティサイトCANPAN(カンパン) http://canpan.info/」というサイトでウェブマスターをしています。
このCANPANでは「CANPAN CSRプラス」という東証一部上場企業1700社+αのCSRの状況が一覧できるデータベースや専門家によるコラムなどを提供しています。
最近、新聞などで見ない日はない「CSR」という言葉。しかし、その言葉を聞いて頭の中に浮かぶものは人によって実に様々です。それだけ社会には実体が見えていないものと言えます。
各企業の真摯な取り組みの一方で、その実体が社会からは見えない「CSR」とは何なのでしょうか?自社の取り組みを社会に知ってもらうために必要な広報とはどのようなものでしょうか?
それらをみなさんと一緒に考えていけたら・・・と思っております。
どうぞよろしくお願いいたします。
■阪神・淡路大震災と暴力団の(C)SR
1993年1月に発生した阪神・淡路大震災の時、遅れた政府の対応の影で、山口組が被災者に対して積極的な支援を行い世の中を驚かせました。それに対する日本全体の論調はかなり否定的でした。
「CSR」という言葉はまだ日本には無く、バブル経済によって花咲いたメセナによって、企業の社会貢献という言葉が少しずつ社会に浸透してきていた矢先のことです。そのため、この行為も「暴力団の社会貢献」と表現されました。
当時、日本財団のボランティア支援部という部署にいた私は、震災後すぐに現地入りしました。まだ余震も続き、街には焼けた匂いが充満する中を歩き回り、後に日本の「ボランティア元年」と称される、震災ボランティアの黎明を目の当たりにしたのでした。
そこでは、たしかに多くの犯罪もありましたし、無秩序が支配する局面があったことも事実です。しかし、全体的に俯瞰すれば、やはり世界が驚嘆と畏敬を持って認めたように、神戸の人たちは大災害の中でも理性を失わず、人として生き、自衛隊からボランティアまで多くの方々が彼らを助けていたのです。
そのような中にあって、組織的な動きとして社会貢献を行った山口組。彼らによって多くの被災者が救われたことは事実であり、少なくともこの部分については、これを社会は認めてあげるべきではなかったかと私は今でも思います。
これは社会貢献という(C)SRの一側面の例ですが、どのような組織であれ、社会の一構成員である以上、そこに(C)SRは存在し得るのです。
■CSRは企業活動の免罪符か?
「CO2を大量に排出する製品を製造・販売しておきながら何がエコだ、環境保護だ!」ということを言われる方がいます。たしかにもっともな意見です。
それに対する企業の「CSR」は、この言葉の持つ納得感に打ち勝つだけの勢いを持っていないように感じます。
それはなぜでしょうか?
一つの大きな理由は、「企業自身が自社のCSRにやらされ感を持っているから」ではないかと私は思います。
CSRは、企業活動における免罪符などであってはなりません。
CSRは、多くの企業が掲げている高邁な理念を土台として成り立つものであり、企業の存在価値そのものと言っても過言ではないのです。自分たちは何のために存在するのか、CSRはそれを証明してくれる社会との共通言語なのです。
実際に、日本企業のCSRは、世界でも誇れるレベルにあります。コンプライアンスという言葉の持つ意味も法的尊守以上に社会倫理の尊守であり、不祥事を起こす一部の企業を除き、多くの企業はそれを当たり前のように実践しています。
CSRというものの持つこれらの性格から、CSRは広告よりも広報として世の中に判断を委ねた結果知られていくことが最も効果があります。広告として打ち出していくと、逆に社会はなかなか受け入れてくれないものです。
次回は、広報ツールとしての「CSRレポート」について書きたいと思います。
☆☆──[ここがポイント]───────────────────
1.世の中の全ての組織に(C)SRは存在する
2.日本企業のCSRは世界でもトップクラス
3.「CSR」を理解してもらうには、「広告」ではなく「広報」
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2007.03.25
名古屋でのセミナーで講演をさせていただくために準備をしていた時、とても嫌な感じの揺れを感じた。
おそらくは震度2か3くらいであろうが、なんとも嫌な揺れで『まさか東海地震???』と一人心の中でヒヤリとしていた。
阪神・淡路の震災時には余震が一ヶ月近くにわたって続いていたと記憶しているが、その時の揺れの感じに似ていたのかもしれない。
そのことがあってか、普段は口に出さない阪神・淡路の話を講演の冒頭にしたくらい心に残ってしまった。
阪神・淡路の時のことは過去記事のこちらを読んでいただければと思うが、とにかく災害を引き起こす揺れには、なんとも言えない嫌な感じがある。
セミナー終了後にニュースを見てみると、案の定大きな被害が能登半島で出ていた。
詳しくは「雨ニモマケズ 風ニモマケズ 」のブログが一番だと思うので、こちらを読んでいただきたいと思うが、今回の震災でも多くのボランティアが駆けつけることだろう。
被災に遭われた方々に心からお見舞いを申し上げると共に、ボランティアとして活動する皆さんの行動力と心意気にも心から敬意を表したい。
2007.03.25
中京大学社会学部で発達臨床心理学を教えられている辻井教授にお招きいただき、アスペ・エルデの会が主催、中京大学社会学部辻井研究室共催のセミナー「社会全体で子どもたちの育ちを支えるために企業と市民にできること」でCSRについて講演をさせていただいた。
講演のテーマは「次世代育成に関連した企業の社会貢献の可能性」というもので、まさにCANPANとCANPAN CSRプラスにとって重要なテーマの一つである。
アスペ・エルデの会という団体の活動の詳細についてはこちらをご覧いただければと思うが、ざっくりと言えば「発達障害」を持つ方々(特にお子さん)とそのご家族への支援、「発達障害」そのものに対する社会の理解促進のための活動をされている団体である。
発達障害者支援法が一昨年に施行されたことを受け、行政の取り組みも始まったことから、支援についてはあらたな局面を迎えたといえる。しかし、これはむしろ始まりであり、社会にどう理解してもらうか、社会がどう理解して受け入れ、支援していくかは、これからの大きな課題である。
その支援に中部電力、名鉄インプレス、日本たばこ産業、明治安田生命といった各企業の皆さんが関わられている。
中部電力の立松氏のご紹介によれば、1万部を配布されている広報誌「交流」の中で自社のCSR活動の一環として開催した「親子deクッキング&ふれあい教室」を紹介すると共にアスペ・エンデの会の活動を紹介されている。
また、名鉄インプレスの長谷川氏からは、イルカとのふれあいを通じた「イルカ介在療法」のご紹介があった。個人的にはこの取り組みはとても面白いと感じ、色々な意味で企業のCSRとして可能性を感じた。
たいへん失礼な話ではあるが、名鉄インプレスという名前を聞いて私は業務内容がわからなかったのだが、博物館の明治村や日本モンキーパーク、南知多ビーチランドなどを展開されていると聞いて、「あー、知っています」という話になった。
名鉄インプレスで展開されているこれらの事業は、CSRとかなり深い関わりを持つ。
明治村には私も行ったことがあるが、日本における明治文化を残した貴重な博物館である。ここを一企業が運営するというのはどういうことか?
日本の貴重な文化を後世に伝えるということを企業が主体となって行っているということであり、立派なCSRなのである。
CSR=社会貢献ではない、企業の社会貢献はCSRの一部分ではあるが、CSRはもっと企業の活動における本質的なものだ。
実は世の中にはCSRのために興ったという不思議と思えるような企業も存在する。
それらの企業ついては、今後CANPAN CSRプラスでご紹介させていただきたいと思っているが、こういう企業があることを社会はもっと理解しなければいけない。
「企業なんだから全て営利が目的なんでしょ?」というような平面的な見方では、今のグローバルな企業の多様な有り様を理解することは不可能だし、そもそもの昔から、多くの企業は創設の理念として「社会のために」ということを掲げている。これは決してお題目ではないのである。
したがって、立派なCSRを行っている企業を社会は応援してあげなければならない。
同じ商品を買うなら、CSRをきちんと行っている企業の製品を買うというのは立派な応援であり、市民側としてはこれ以上の応援はないかもしれない。
そして、企業側もそれを堂々と社会に対して発信し、理解者を増やす努力をしなければならない。
それをつなぐための共通言語としてCANPANとCANPAN CSRプラスは存在する。
自社のウェブサイトで情報を出しても、単なる宣伝としか受け取ってもらえない情報が、第三者的な「CANPAN CSRプラス」というサイトで全社共通のプラットフォームを使って情報を発信することにより、そこにCSRの意味が自然と付加されて伝えられるのである。
そして、CANPANとCANPAN CSRプラスは、まだまだ開発途上にあり、さらなる機能的・情報的充実により、社会と企業のCSRの協働を目に見える形で支援できるようになる予定だ。
私の講演は、今回、企業の方だけでなく、市民団体の方、また発達障害をお持ちのお子さんのご家族の方など多くのステークホルダーの皆さんが集う場ということで、CANPANを中心とした可能性について全方位的にお話しをさせていただいた。
短い時間で色々とお話しをしてしまったため聞いていた方はお腹いっぱい状態だったのではないかと思うのだが、これを機にまずはCANPANで情報を発信していってもらいたいと思う。
このような機会にお声掛けをくださった辻井先生はじめアスペ・エルデの会の皆さまに感謝申し上げると共に、今後のますますのご活躍をお祈りいたします。ありがとうございました!
2007.03.09
今日の「CANPAN道場(CANPANブログ道場改め)」はとても充実した内容でした。
講師の先生は、会計士を本職とされながら、NPO向けにやさしい会計の方法を教えられているCANPANマインドをたっぷりと持った素晴らしい脇坂先生。
この講義の内容は、後日映像配信される予定なので、残念ながら参加できなかった方、ぜひご覧ください。
また、講義に参加された方に対しても、先生のブログの中でフォローアップ記事がアップされているので、ぜひこちらもご参考いただければと思います。
CANPANには今、色々な分野の専門的な知識を持った方々が集まってきてくださっている。
その方々は以前から公益的な活動をされていた方ばかりではないところがCANPANらしさであり、そこに限りない広がりを感じている。
もちろんそれらの方々は、CANPANマインド、つまり「世のため人のため」という公益的なマインドを心のベースに持った方々であるのは言うまでもない。
企業のCSRの王道は、「本業の一環としてCSRを行い、結果として利益も上がっていく」である。義務的に無理をして続けるCSRは長続きしない。
同じように個人というレベルでそれを見た場合、ベストはやはり「自分の持つスペシャリティで世の中に貢献する」だろう。
「そんな気持ちとスキルを持った素晴らしい方々がCANPANに集まってくださっているのであれば、このリソース(ちょっと失礼な言い方ながら)をCANPANに集まる皆でシェアしない手はない!」ということで、趣旨を説明し、図々しくも講師のお願いは手弁当でお願いしている。(にも関わらず先生方は皆、快諾をくださっている。本当にありがたい話である。)
今年の「CANPAN道場」は、そんな、ある道で一流のCANPANマインドの士に講演をお願いしていく予定で、その第一回目となる脇坂先生のご講義もまた、とてもためになるものでした。
脇坂先生、ご多忙の中、遅くまで本当にありがとうございました!
次回は、NPO業界でこの人を知らない人はいない、という有名人「加藤哲夫」先生の登場です。
意外や、都内でのご講演は本当に少ないとのこと、どうぞご期待ください!
詳細は「CANPAN道場 ~オフィシャルブログ~」をご覧ください。
2007.12.29
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