2010.12.05
尊敬する久米信行 ( @nobukume )さんが、新しい本を出版されたということで、さっそく拝読した
本のタイトルは、「しあわせな仕事の 見つけ方、つくり方」
くめさんらしい素敵なタイトルにわくわくしながら表紙をめくる。
くめさんの本で重要なのは「まえがき」だ。
実はここに感動が詰まっているのだ。
今回も相当にやられてしまった
思わずやたら仕事のモチベーションが上がった自分に気づく。(まえがきだけで・・・)
「Business to Fun」つまり「B to F」の時代とくめさんは書かれている。
しあわせの連鎖を生むための新しい価値観。
本書では、そんな連鎖を生みながら本気で生きている人たちが紹介されている。
久米繊維工業株式会社社長の久米信行さん
病児保育のフローレンス代表の駒崎弘樹さん
戦国ブランドもののふ主宰の田中秀樹さん
日本メディアアート協会代表の竹本明子さん
明晴学園理事の玉田さとみさん
横浜アートプロジェクト代表の榎田龍路さん
小布施町立まちとしょテラソ館長の花井裕一郎さん
このうちの約半数の方は、私も直接お会いしたり、ご一緒にプロジェクトを行ったりしている方だったりするのだが、こうしてあらためて皆さんの活動の背景を知ったことで、彼らの素晴らしさを再確認した思いだ。
そして、ますますこのご縁に感謝したくなる自分がいる。
最近、世の中では「社会貢献」や「社会起業家」といった言葉をひんぱんに聞くようになった。
それがブームだとして、そんなブームがいいのかどうかはともかく「社会のために何かすること」にやりがいを感じる人が増えてきていることは間違いない。
本書は、そんな思いを持っている人なら「必読の書」であると共に、自分のやりたいことが見つからない、今の仕事がつまらない、と思っている人にもぜひ読んで欲しい本だ。
少なくとも、日本国内という経済の中だけで言えば、給料が右肩上がり・・・などという時代は終わってしまった。
そんな時代に、「働くとは何か?」、「働き甲斐とは何か?」、そして「自分はどんな仕事がしたいのか?」などについて、本書はリアルな人たちの生きざまを通じて具体的に教えてくれる。
そんな貴重な示唆を与えてくれる本書を読み、今の仕事が自分は好きではあるけれども、もっとがんばらねば、との思いを新たにした
2010.12.04
カカミングアウトネタで言うと、自分は荒れまくっていた中学で、将来はNASAで働くか、宇宙飛行士になりたいと密かに思っていた
友人と夜な夜な天体観測と称して(実際していたけど)、家の庭にテントを張って、一晩中話しをしたり、夜中の街を歩き回ったりしていた。(文字にすると完全に不良だ・・・)
そんな矢先、太陽の観測に打ち込んでいたせいなのかよくわからないけど、視力が極端に落ち始め、2.0あった視力が0.3くらいまで落ちてしまった
そのため、宇宙飛行士になる夢は断念せざるを得なくなってしまった。
しかも、どうやら数学も苦手で、NASAの技術士も難しいということが、人生前半で早々とわかってしまったので、これらのショックは思春期の自分にはハンパではなく、荒れた原因と言えなくもない(ウソ)
そんな自分にとって、NASAを象徴するスペースシャトルは特別な存在であり、全く知らなかったのだが、職場の同僚がこんなの買ったんすよー!と教えられたバンダイから発売になった「大人の超合金シリーズ」のスペースシャトルを衝動買いしてしまった・・・
とんでもなく精巧なこの、スペースシャトル。部屋の電気を消して付属の台座でライトアップさせると、まるでアメリカのフロリダ州ケープカナベラルのケネディ宇宙センターが部屋に出現したような気分になる。(これ、ホント)
このモデルの詳細は、こちらのHPを見ていただければと思うが、まー、とにかくマニアック(笑)
これでもかってくらいによくできてる。
■大人の超合金シリーズ■
http://tamashii.jp/special/o_chogokin/
しかも、都市伝説かもしれないが、この超合金を作るにあたり、バンダイはNASAにスペースシャトルの設計図を見せてくれるように依頼、当然断られた。
そこに登場したのが、スペースシャトルマニア。彼らの尽力により、恐ろしいほど精巧な今回の超合金が完成した・・・というもの。これがホントなら、マニアの持つスキルの素晴らしさに脱帽である
そして、あらためて思ったのは、写真で見るのと立体を触ってみるのとでは、やはり気付きが違うということ。
具体的に言うと、シャトルの腹のほうに付いているブースターの大きさが「こんなにデカいんだ!」とか、「こんなとこがエアブレーキで開くんだ!」とか、一見当たり前に見ていたつもりが、実は意外と見ていなかったことに気付いたりもする。
そのようなわけで、ここ数日は、発射台から打ち上げ、成層圏離脱、宇宙ステーションでの作業、そしてランディングまでの一連の動きをシュミレートしてはほくそ笑んでいる(クラっ!)
ちなみに下の写真の両脇に写っているのは我が家にある謎のはく製(ピラニアのはく製)
2010.11.27
先日、下記のブログでご紹介させていただいた「肉食系女子とソーシャル系男子」による社会課題解決のためのソーシャル合コン、「Social Cafe」は、数名のドタキャンはあったものの、参加された皆さんにもよろこんでいただけて、好評の内に終わることができた。
■しあわせライフを目指す「肉食系女子」のための合コン企画がついに実現!■
http://blog.canpan.info/cosmo/archive/251
■Social Cafe in 東京1126のご報告 #sc1126■
http://blog.canpan.info/s-blog/archive/43
とはいえ、女子のほうが多くなってしまったのは、主催者側としては、なんとも残念な思い・・・
どうかソーシャル系男子にはもっとがんばってほしいところである
主催者として、裏方に回っていたため、それぞれのテーブルでどんな話し合いがされていたのか、日本の少子化を止めるためにどんなイノベーティブにつながるアイディアが出ていたのかが、残念ながら知ることができなかったので、次回はもうちょっと中に入って聞いてみたいと思っている。
とはいえ、場を見ていた限りでは、やっぱり女子の勢いに頼もしさを感じざるを得なかったというのが自分の正直な感想である。
メンズが草食系に移行するのであれば、女子にはぜひ刈り取りに行ってもらうしかない(笑)
当日、「日本肉食系女子協会」なるものも発足したとのこと。
どちらかというと、誤解が多いと思われる「肉食系女子」という言葉に対して、「しあわせをより積極的に求めていく女子」というような本来の姿を社会に理解してもらうことも目的の一つであるようだ。
こちらの動きも今後は注目していきたい。
開催報告の詳細については、日本ソーシャルブログ協会からの報告をぜひご覧いただきたいと思うが、今回は、日本ロマンチスト協会女子部のOLIVIAさんには、
「カップルの愛の形」
についてキースピーチをしていただいた。
こちらのスピーチはすばらしくて、本当はそういう点について話し合いたいけど、ちょっとタブーだよね・・・というところにズバッと切りこんでくれていた。さすがOLIVIAさん・・・
そして、何と言ってもGreen Valley SalonをされているYMK Corporationさんがセレクトしてくださったワインが秀逸であった。
■Green Valley Salon■
http://www.gvsjapan.com/YMK/Top.html
私の所属する日本財団の会長である笹川陽平ブログでも、ワインがいかに人と人のコミュニケーションをつなぐ触媒として重要かについて言及しているが、このある意味風変わりな合コンでも、その役割を十二分に果たしてくれた。
ワイン学校を展開するYMKさんは、存在自体もかなりソーシャル色の強い会社で、こういう会社が日本に増えれば、きっと自然に日本は良くなっていくだろうという気にさせてくれる会社の一つでもある。
こういう方々にサポートされながら、このような場を作れたことに、あらためて厚く御礼を申し上げたい。
この気になるSocial Cafeの第二回目は、どうやら来年二月くらいにやるようなので、ぜひ皆さんチェック&次回は参加!をお願いします
ちなみに、何気に次のステップに進んだ方々がいる模様・・・
合コンと名の付く以上、成功率は最も重要な要素の一つである(笑)
■笹川陽平ブログ 「外交とワインと庶民感覚」その1■
http://blog.canpan.info/sasakawa/archive/2680
2010.11.13
性格はかなりおおざっぱな性格にも関わらず、こと趣味に関しては、やたらとこだわってしまう(笑)
なので、たとえば道具は、自分に合わなければ改造する
今回のターゲットは、釣りに使っているリール。
もう5~6年以上前にDAIWAから発売された「TD-ito 2506」というリールである。
このリールは、バス釣り用のリールだが、かなり奇抜な色で、なんとあのマジョーラカラーなのである。
リールでマジョーラカラーが使われているのは、おそらく世界でこれだけだろう。
とても使い勝手が良いリールで、とても気に入ってずっと使っているが、唯一我慢ならないのがアーム部分。
【この銀色の部分】
折りたたんでコンパクトにすることができないのだ・・・
そこで、これを外し、折りたためる別のリールのアーム(サイズが合うもの)を取り付けるということにした。
そして、このリールの特徴であるマジョーラカラーに塗ってみる。
マジョーラは、非常に変わった塗料で、塗装の仕方も方法が決められている。
このカラー、「マゼラン」とか言う銀河系の名前が付いているのだが、この色の場合、最初に黒を下地処理しなければならない。
写真だと左のアームが下地処理したもので、右のアームが下地の後に塗料を吹いたものになる。(塗装はすべてエアブラシで行う。)
まず、下地がうまく定着するようにアームの表面を細かいサンドペーパー(1000番台くらい)で丁寧にこする。
その後、下地を吹いて乾かす。完全に乾いてから塗り重ねしないと後からはがれやすくなるので、塗装の度に最低二日は乾燥させたほうがいい。
その後、全体に色を吹き付けるのだが、これも一度だけではだめで、二回以上塗り重ねするほうがいい。
そして最後にトップコート剤を塗って完成・・・となる。
おそらく世界で二台(自分が持っている台数)のTD-ito 2506の完成
ここまで手をかける必要があるか・・・と聞かれると「ない!」と答えざるを得ないのだが、趣味ってこういうもんだよね・・・
手をかけたこだわりの道具で釣った時のよろこびもまたひとしおなのである。
2010.11.01
最近、ソーシャルな業界では、ワールドカフェというものが流行っている。
ソーシャルな業界というのは、NPOなど社会課題に取り組んで、それを解決しようとする人たちが活躍している分野のこと。
このワールドカフェというのは、一つの課題について、多くの人と語りながら議論を深めていく上でとても良い手法であり、CANPANプロジェクトが行うワークショップでもワールドカフェを積極的に取り入れている。
■CANPANプロジェクトの詳細■
http://grandtop.canpan.info/about_canpan.html
これに参加してみて、ふと気付いた。
「これ、合コンに向いてるよな???」
「合コン」。さみしいことに久しくやってないし、予定もないけど、この言葉には、人生の未知なる可能性に満ちたフロンティアを感じざるを得ない・・・というか、感じたい。
能書きはさておき、合コンの目的は一つしかない。
「素敵なパートナー候補と出会えるか?」
だ。
そのために、合コン時、男女はまるで関ヶ原の東軍と西軍のように机をはさんで対峙し、限られた時間の中で相手を見極めるべく、全力を尽くす。
盛り上がらない合コンはさておいて、時折、そこでは切腹ものの仁義なき戦いが繰り広げられる時すらある。
幹事にとっては、よろこんでいいのか、悲しんでいいのか、盛り上がった合コンは、まさに戦国時代だ。
下剋上あり、裏切りありで、人類が生存競争の中で生きる生き物であることを認識させられる瞬間だ。
でも、ちょっと待て。
これだけ文明が進化してきているのに、そこだけはなんでそんなにプリミティブなのか?
もっとスマートに、たとえ心はプリミティブな欲求に満ちていても、表面上はスマートに相手を見極めることはできないものか? そんな手法はないものか?
ある。
それがワールドカフェだ。
ワールドカフェは、だいたい30人以上が集まり、一つのテーマについて5~6人のテーブルで30分ほどガッツリ議論して、テーブルに一人を残し、他の全員が入れ替わるシステム。
この強制入れ替え制は、貞淑を重んじなかなか同じ席から積極的に動けず色んな人と話せないヤマトナデシコにはうってつけだし、表面上草食系を装うロールキャベツな日本男児でもそれは同じことが言える。
そして、テーマを通じたガッツリ議論の中で、他のメンバーの思考や性格が見えてくる。
しかもその数は、少数合コンどころではない、数十人規模。
まさに、たくさんの人と短い時間に語り合い、お互いを知るのにピッタリじゃないか!
やるなぁ、ワールドカフェ。
そうなると、あとは、何をテーマにするか。
やっぱ「少子化」でしょ。
合コン開始早々、いきなり少子化の話をはじめたら、それはただの変態だ。
だが、そこで語られるであろう会話は、パートナー見極めのためのファクターに満ちている。
忙しい現代人がわざわざ合コンに時間を割くとするならば、最も効率よく、しかも根源的な相手の考え方を見極めるために、必要なテーブルをセッティングすべきだろう。
だから、テーマは「少子化」。
そして、ワールドカフェスタイルのすごいところは、そこでの出会いが自己満足で終わらず、それがそのまま社会課題の解決につながるかもしれないという可能性の沃野を提供することだ。
つまり、参加者が自分の欲求を満たそうとアクションすること自体が、自然に日本を救う道につながっているということ。
そんなことを具現化したのが、この企画である。
■しあわせライフを目指す「肉食系女子」のための合コン企画がついに実現!■
http://blog.canpan.info/cosmo/archive/251
賛否両論もあろうかと思いますが、とりあえず、参加してみてください