• 2006.01.01

    あけましておめでとうございます

    皆さま、あけましておめでとうございます
    今年もよろしくお願いいたします祝日

    新年はいかがでしたか?
    私の年末年始は体調を崩してしまい寝て過ごしました・・・

    例年になくどうしようもない新年のはじまりでしたが、こんなのんびりと寝て過ごす機会はなかなかないので、10数年ぶりに「平家物語」を読み直しました

    すると葛飾北斎氏に会う、じゃないですが、これがまた新しい発見がたくさんあるんですね

    以前読んだ時は、物語の中に占める小松殿こと平重盛の役割についてとても軽んじていた部分があったのですが、それが180度変わってしまったり、後白河法皇への見方が変わったり、あとは貴族のいやらしい部分が見えたり、白拍子を見る目が変わったり・・・
    そして、平清盛個人に対する見方が変わったことが一番大きかったかもしれませんです

    彼はあの当時にして国際都市神戸を意識していた唯一の日本人だと、気付きました
    その壮大な構想を彼の息子たちや周りの人たちは誰一人(おそらく唯一小松殿が理解し得たかもしれない)気付けず、そのために平家のなすべきことを何一つサポートしてあげられなかった
    まさに人がいなかったとしか言いようがないのですね

    歴史に「もし」は禁物ですが、もし彼の構想を理解して動く人が他にいたら、鎌倉時代はたぶん来なかった、その後の歴史も間違いなく全く違う道を歩んだと思います
    そして、もし今、彼が生きていたらどんな日本を造ろうとするんでしょう

    平家物語全体に漂う無常観への気づきも含め、歳を取るというのも悪くない、と思った年始となり、今年の目標はできるだけこういう本をたくさん読もうということに決めました

    Canpanもまた、「人」

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