• 2009.11.15

    中間支援系・資金支援系NPOのための研修会

    今日は、自分の沖縄出張のメインとなる研修会・ギャザリングに参加。

    これは、ソーシャル・デザイン・ファンド(SDF)さん主催で開催されるもので、関西学院大でNPO活動をされている学生たちによる「日本ポリグル」との協働事業や、「CASAプロジェクト」などのプレゼンがあった。

    その後、「SIFE(サイフ)」Japanカントリーコーディネーターの中谷さんから「SIFE(Students In Free Enterprise)」についてのプレゼンがあった。

    SIFEのミッションは、「ポジティブな経済の力を活用し、現在のビジネスリーダーと未来のビジネスリーターが一緒によりよい持続可能な世界をつくれるようにする」というもので、非常に共感できるミッションで活動されている。

    その歴史は意外と古く、元々はウォールマート(Walmart)の今で言うCSRの一環として、今から30年前ほどから開始されているとのこと。
    2004年以降、世界的に広がったSIFEの活動の集約としてワールドカップを開催している。

    いわゆるビジネスプランコンテストでも、社会課題解決のためのモデルケースを生み出すようなコンテストは、CANPANインターンでも展開しているが、いくつか人気のあるものが存在している。

    SIFEのコンテストがこれらのコンテストと異なる点の一番大きな点は、実践をしていることが一つの指標として必要であるということである。つまり頭で考えただけのプランではダメで、それを実践していることが必要となる。

    これはとても大事なことだ。頭でわかっているのと、それを実行できるかは全くと言っていいほど別のものだからである。

    今の日本は、幸いなことに知識が豊富な人が多い。また、一を知れば十を知る人もたくさんいる。
    だが、一を知って一の行動ができる人は砂場のダイヤくらいに少ない。

    頭の良さ×行動力」ができる人は今の社会の中で本当に必要とされ、あちこちからお呼びがかかる。若い人たちには机の上の勉強よりもこちらのスキルをむしろ身に付けてほしいと思う。

    まかり間違っても自分は行動していないのに行動している他人を批判するような人間にはなって欲しくない。(残念なことにこういう人も多い。)

    それはともかく、情報過多の時代であるが故にリアルを知っている、体験している人間は逆に貴重なのである。

    例えば、プロジェクト企画を実施するにあたり、社会的インパクトを狙いたいものほど関係する人の数は当然多くなる。

    この全体の意見を調整したり、利害関係を調整したり、あるいは巻き込むべき人をうまく巻き込み、役割をしっかり分担できるかなど、頭の中で考える方程式だけでは全く役に立たないノウハウが必要になり、これを持っている人こそがアクションにおいて必要とされるのである。

    CANPANのインターンの学生たちにもこれをぜひ学んでもらいたいところでもある。

    ということで興味深く拝聴した後、マピオンさんと一緒にCANPANの説明を行った。
    なぜマピオンさんと???ということだが、もうちょっと具体化したらお話しできると思いますのでお楽しみに!まる