• 2009.07.21

    とりあえず、ビール!

    CANPAN CSR プラスの「市民が選ぶCSR大賞」で二年連続で賞を受賞されているサッポロホールディングス株式会社に勤務され、サッポロビール株式会社のCSR部長を務めておられる端田晶氏が書かれた本がこちら、「とりあえず、ビール!ジョッキ

    この夏も暑い夏になりそうで、暑気払いに飲み会の場も多いことだろう。

    そんな時の話題を独占できそうなウンチクがたくさん詰まった本であり、端田氏のビールに対する想いやお人柄がとてもよく出ている楽しい本である。

    この本は昨年出版された「もっと美味しくビールが飲みたい!」の続編であり、初めての方はこちらから先に読むことをおすすめしたい。

    ビール好きの人はぜひビールを片手に(できればサッポロビール片手に)、ご一読いただくと、一層ビールが好きになること間違いなしである。

    私がサッポロビールさんのまわし者でない証拠に・・・私自身はビールが嫌い(飲めない)のである・・・残念困った

  • 2009.07.20

    最終戦争論 石原莞爾

    昔から日本史が好きだったが、小学生の頃は縄文時代や弥生時代など物証が乏しく時代を推測せざるを得ない時代が好きだった。

    中学になる頃、格闘技にハマりだした頃から中国の三国志や水滸伝にハマった関係もあって戦国時代が好きになり、幕末が好きになっていった。

    高校の頃はよく覚えていないが、たぶん戦国と幕末が好きだったのだろう、なにしろ高校二年の時に書いた論文は「新撰組は悪だったのか?」である。

    年齢と共に好きな時代が近代に近づきつつ、この頃から変なクセがついていたことに気づく。
    つまり、歴史的に悪と呼ばれる、または評価されている人や事象を「本当にそうなのか?」と思う視点である。

    これがアメリカ留学後の大学生になった後はさらにひどくなる。

    近代史なら、まだ生きた本人に会えるではないか!実際に会ってみよう!という無謀な行動に出る。

    そこで、故田中角栄氏は、本当に世間に言われるような悪徳政治家だったのか?という疑問を解消するために色々と調べ始める。

    そもそも本当に田中角栄氏がワルなら、なんでそんな人物を新潟県民は自分たちの代表として国会に送り込むのか、全く意味がわからなかったわけである。

    それを考えていたらさらにエスカレートして、「カルト宗教は本当に悪なのか?」という疑問にもぶつかり、あの麻原彰晃と握手までするというていたらくだ。

    私は実物の麻原を見て、「こいつは本当にNGな奴だ」と思った。
    それを社会人になってから思い出して小説にして書いてみたりもした。(サリン事件の一年ほど前のこと・・・)

    そして、とあるきっかけから私の勤める日本財団を創った故笹川良一氏も同じような評価をされていた人物の一人であったので、その真意を知るべく、就職までしてしまった・・・困った

    笹川良一氏は実際にお会いしたが、そんな気配は微塵もなく、むしろ威風堂々というのがふさわしいオーラを放つ人だった。今は私が最も尊敬する人物の一人である。

    戦国時代や幕末は、多くの人の関心を得、最近では歴女と言われるように女性にも関心を持たれるようになった。(どうも歴史自体に興味があるわけではないようだが・・・)

    その研究や視点は非常に多岐に渡り、客観性もある。

    しかし、近代史はどうか?

    大東亜戦争を含む日本の近代史に関する日本人の評価はあまりにも単一的に過ぎ、思考停止状態ではないかと思う時がある。

    そもそも田中角栄氏がダークなイメージの政治家であるのはなぜか?

    マスコミがそのように世論を作り上げたというのは、そのような側面が強かったことは間違いない。しかし本当にそれだけなのか? 単に新聞がそう書いていると鵜呑みにしてしまうほど日本人の知的レベルは低いのか?

    そんな様々な疑問を自分なりに解決するべく、こんな本を読んでみた。

    石原莞爾氏についての解説本は過去に何冊か読んだが、その元になる本人が書いた本を読んでいなかったのは全くうかつである。

    歴史的に重要な人物評を他人に任せてしまっていた自分を恥じつつ、あらためて様々な書物を読みながら、終戦記念日を迎えようと思うのである。

  • 2009.07.15

    ガンダム お台場に立つ

    昨年で「お台場冒険王」が終わるということで、今年は何が起こるのかと思っていたら、「お台場合衆国」というイベントに拡大して展開されるそうだ。

    これは、お台場というエリアを面でとらえたプロジェクトとして考えている点で昨年までの冒険王に比べ、非常に社会性が高くなっているように感じる。
    特に地域とのより強固な連携や地元(お台場)の活性化という点は見逃せない。

    お台場というところは、立地的に独立したエリアという印象があるが、実は「行政区」という視点で見ると四つの区が入り組んだ非常にややこしいエリアである。商工会などももちろんそれに合わせて分離して存在する。

    昔、船の科学館さんや日本科学未来館さん、それと地域の小学校を巻き込んでお台場という面を活用した教育系の夏イベントを考えたことがあったが、小学校も行政区が分かれるため、交渉が大変過ぎて、結局企画倒れて終わってしまったことがある。そのくらい入り組んでいるのだ。

    したがって、イベントを「お台場」という広域的経済区で仕切って行うためには、商工会含めその辺の複雑な事情をそれぞれ考えなければならず、運営者側の苦労は並大抵ではないだろう。

    実際、そのあたりの連携はどのようになっているのかよく知らないが、結果として多くの観光客がお台場を訪れ、そこに人的な流れが面で出てくるだけで経済効果は必然的に上がるわけなので、お台場に関わる多くの関連企業や周辺施設にとっては重要なイベントであろうし、多くの方々に参加してもらう意義はあると思う。
    そんな利害関係も含め、「合衆国」とはよく名付けたものだと感心することしきりである(笑)

    テレビ局の経営が軒並み危機的状況の中で、このようなイベントをフジテレビが中心となって行うことは、新たなテレビ局の可能性を模索しているようで興味深い。

    昨年まで、船の科学館が運営していたお台場のプールも、今年はこの合衆国の州の一つとして運営されるようだ。

    このお台場合衆国のイベントで目玉と言われている二つが、「ラロックの聖母」と「実物大ガンダム」である。

    「ラロックの聖母」は、もし本当にダ・ヴィンチの作だとしたら600億円という値が付くそうであるが、単にレオナルド派の絵だとしても30億円だそうで、その美術的価値はとんでもないものであるようだ。

    ■詳しくはこちら■
    http://www.fujitv.co.jp/fujitv/news/pub_2009/090615uso2009.html

    個人的には、修復後のこの絵には興味があるが、今のところそんなに興味が湧いていない。
    それよりも実物大ガンダムのほうに関心があって、どちらかしか見てはいけないと言われたら、迷わずガンダムを選んでしまう落ち込み

    初代ガンダムの時代、自分は小学生だったので、まさにガンダム世代なのだが、学校の校舎の高さが18mと聞いて、「ガンダムが立つとこんな大きさかー」と校舎を見上げていた。

    その実物大のガンダムが見れるというのは、やはり関心を持たずにいられないのである(笑)

    このガンダム渋滞が起きているというのは、こちらのブログでもリアルにわかる。

    ■船の科学館から見たお台場定点観測 ~ ぶらり台場ん家 ~ ■
    http://blog.canpan.info/burari/archive/363

    このブログの写真を見て思ったが・・・

    ガンダムがこの色彩で戦闘用兵器って、やっぱあり得ないよね・・・目立ち過ぎ・・・困った

  • 2009.07.10

    検証 戦争責任

    読売新聞による戦争責任に関する書物をたまたま本屋で見かけたので読んでみた。

    日本人の自虐的な歴史観には、私も疑問を持つ一人である。
    なんでも欧米が進んでいる、真似をすべきだという発想の源もここら辺に原因があるのではないかとすら思える時があるくらいだ。

    日本企業の環境に対する配慮などは世界最高水準だが、当の日本人や日本社会がそれを評価せず、海外のほうが進んでいると思っている人が多くいる。不思議なことである。

    それはさておき、終戦記念日が近づく夏にはこのような書物を読む機会が増える。

    この本の中で、辺見じゅん氏が「終戦記念日だけなく、12月8日(開戦の日)こそが重要だ」ということを言われていたのが興味深かった。

    今でこそ、当時は明らかになっていなかった様々な資料が明らかになり、検証がされている開戦までの道程であるが、これを日本国民皆が考える機会というのはあまりされていないと私も思うのである。

    そのきっかけの日というのを設けるのは一考すべき価値がある。

     

  • 2009.07.07

    日本クールビズ協会の会長に就任?!

    この度、日本クールビズ協会の会長に就任することになった。

    自分が社会人になって以来、ずっとテーマとしてきた「ビジネスマンという職業(?)が子ども達の憧れとなる」という夢を実現させる魅せ方の一つとして、クールビズスタイルというものが重要であるということに梅雨のある日、突然気づいたからである。

    ■日本クールビズ協会設立趣旨はこちら■
    http://blog.canpan.info/coolbiz/archive/1

    もともとスーツにネクタイという没個性的、金太郎飴的、なんとなく的スタイルは嫌いだったので、ちょうど良い機会でもあった。

    そして、クールビズというものが持つさらなる可能性を考えていくと、意外や意外、ものすごく大きなワールドが広がっていることがわかった。

    これを追及する組織として、またその概念を広めて社会を元気にする組織として、日本クールビズ協会は活動していく。

    自分のブログは全く更新するネタがなくて困っているのに、こちらのブログは次々とネタが出てきてしまっていて困っている。

    これから色々と企画を世の中に打ち出していくつもりなので、ぜひこちらにもご注目ください。

    ■日本クールビズ協会■
    http://canpan.info/open/dantai/00004895/dantai_detail.html

    ■日本クールビズ協会 公式ブログ■
    http://blog.canpan.info/coolbiz/