不況下ではあるが、ビルや高層マンションの建築現場は都内各地で見ることができる。
今、一番熱い現場と言ったら、何と言っても「東京スカイツリー」の現場だろう。
何しろ世界一の高さのタワーが建つ現場である。東京下町の迷路のような街並みの中に突如出現した超近代タワーは、まさに「エヴァンゲリオン」の世界のようだ。
そんな現場では、高いところにこんなクレーンが置かれている。
資材を高いところへ吊り上げるために必須の重機である。
皆さんは、ビルが建て終わった時、この巨大なクレーンが最後にどうなるか、考えたことがありますか???
ヘリで降ろすんでしょうか??? それとも隣の高い建物の上から他のクレーンで???
この写真は、上の青空にそびえたつクレーンがまさに組み立てられている前夜の様子。
ちょっとわかりにくいが、アームがまだついておらず、10m以上あるアームは私の足元に寝ていた。これがこれからよっこらせと起こされて、クレーンになるわけで。
組み立てる時はこれでOKなんだけど・・・
正解は、エレベーターで人が持って降りる。です。
つまり徐々にクレーンを小さくしていって、最後は手で分解できてしまう大きさにし、それぞれ分解された小さいクレーンを人力で地面に下ろすという匠のアイディア!
工事現場ってホントにすごい。「東京スカイツリー」も世界初の技術満載で建てられるという・・・
日本の技術力は世界に誇っていい