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ガンダム お台場に立つ

昨年で「お台場冒険王」が終わるということで、今年は何が起こるのかと思っていたら、「お台場合衆国」というイベントに拡大して展開されるそうだ。

これは、お台場というエリアを面でとらえたプロジェクトとして考えている点で昨年までの冒険王に比べ、非常に社会性が高くなっているように感じる。
特に地域とのより強固な連携や地元(お台場)の活性化という点は見逃せない。

お台場というところは、立地的に独立したエリアという印象があるが、実は「行政区」という視点で見ると四つの区が入り組んだ非常にややこしいエリアである。商工会などももちろんそれに合わせて分離して存在する。

昔、船の科学館さんや日本科学未来館さん、それと地域の小学校を巻き込んでお台場という面を活用した教育系の夏イベントを考えたことがあったが、小学校も行政区が分かれるため、交渉が大変過ぎて、結局企画倒れて終わってしまったことがある。そのくらい入り組んでいるのだ。

したがって、イベントを「お台場」という広域的経済区で仕切って行うためには、商工会含めその辺の複雑な事情をそれぞれ考えなければならず、運営者側の苦労は並大抵ではないだろう。

実際、そのあたりの連携はどのようになっているのかよく知らないが、結果として多くの観光客がお台場を訪れ、そこに人的な流れが面で出てくるだけで経済効果は必然的に上がるわけなので、お台場に関わる多くの関連企業や周辺施設にとっては重要なイベントであろうし、多くの方々に参加してもらう意義はあると思う。
そんな利害関係も含め、「合衆国」とはよく名付けたものだと感心することしきりである(笑)

テレビ局の経営が軒並み危機的状況の中で、このようなイベントをフジテレビが中心となって行うことは、新たなテレビ局の可能性を模索しているようで興味深い。

昨年まで、船の科学館が運営していたお台場のプールも、今年はこの合衆国の州の一つとして運営されるようだ。

このお台場合衆国のイベントで目玉と言われている二つが、「ラロックの聖母」と「実物大ガンダム」である。

「ラロックの聖母」は、もし本当にダ・ヴィンチの作だとしたら600億円という値が付くそうであるが、単にレオナルド派の絵だとしても30億円だそうで、その美術的価値はとんでもないものであるようだ。

■詳しくはこちら■
http://www.fujitv.co.jp/fujitv/news/pub_2009/090615uso2009.html

個人的には、修復後のこの絵には興味があるが、今のところそんなに興味が湧いていない。
それよりも実物大ガンダムのほうに関心があって、どちらかしか見てはいけないと言われたら、迷わずガンダムを選んでしまう落ち込み

初代ガンダムの時代、自分は小学生だったので、まさにガンダム世代なのだが、学校の校舎の高さが18mと聞いて、「ガンダムが立つとこんな大きさかー」と校舎を見上げていた。

その実物大のガンダムが見れるというのは、やはり関心を持たずにいられないのである(笑)

このガンダム渋滞が起きているというのは、こちらのブログでもリアルにわかる。

■船の科学館から見たお台場定点観測 ~ ぶらり台場ん家 ~ ■
http://blog.canpan.info/burari/archive/363

このブログの写真を見て思ったが・・・

ガンダムがこの色彩で戦闘用兵器って、やっぱあり得ないよね・・・目立ち過ぎ・・・困った