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恐竜の絶滅とマヤ文明

昔から古代文明、特に南米系の文明が好きなので、先日、テレビの「地球ふしぎ発見」のマヤ文明特集を見た。

その中で、「セノーテ」と呼ばれる淡水の池の話が出てきた。
マヤという文明は非常に興味深い点を数多く持っているが、最初にマヤ文明の地理的条件を無視することはできない。

マヤ文明は今のユカタン半島を中心とした文明だが、文明が発祥する最も重要な要素である「水(淡水)」の存在を世界地図上では確認できない。

人間が定住し文明を築くには、安定した水源がなければならず、四大文明はもとより、全ての文明にとって「水」は命である。

そんな中で、マヤという巨大文明を支えたのは大河でもなく、雨でもなく、「セノーテ」と呼ばれる池であった。

この「セノーテ」は、小さいものも合わせると数千とも言われる数のあまり大きくない池で、水の透明度は高いが、水深が深いため湖底を見ることはできない。

そのため神聖な場所として崇められてきたセノーテであるが、番組によれば、最近の調査で実は550kmにも渡ってつながる地下水脈であったことがわかったそうである。

その地下水脈ができた理由が、隕石の衝突によってできた大きなクレーターの窪地に石灰質の土砂が積もり、長い年月をかけて中が水が溜まって石灰が溶けて空洞化、いわゆる鍾乳洞状態になって強度が無いところがズドンと落ちて池が地上に現れたということであった。

ここで、ふと「ユカタン半島に落ちた隕石・・・恐竜の絶滅につながったあの巨大隕石かな?」と思い、調べてみたところ、それらしい記事を見つけることができた。

マヤは暦と優れた建築技術を持ったすばらしい文明であったが、6500万年前という時間がそんなマヤを生んだという事実に妙に感動してしまった夜であった。笑顔

写真はこちらのサイトからお借りしました。