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「萌え~が地球を救う」 「うち水っ娘大集合!’07」に参加

秋葉原の夏に開催されている「うち水っ娘大集合!’07」というイベントをご存知だろうか。

これは、ボランティア団体である「うち水っ娘大集水合!実行委員会」が主催するイベントで、今年で四年目となる。

先月、この委員会の実行委員長である真田さんをご紹介していただく機会があり、あれこれと話しをしていて、「イベントが8月にあるのでぜひ遊びに来てください」とお誘いを受けた。

個人的に秋葉原は、真田さんと同じくそれこそ子どもの頃から通っていた大好きな街の一つだが、バブル崩壊後のアキバ革命(個人的にそう呼んでいる)でアニメやフィギュア、トレカの専門店が電気店に取って替わる中で、マンガは好きでもアニメやその他にはあまり興味の無い自分としてはほとんど足を運ばなくなってしまった。

しかし、「JAPAN COOL」と呼ばれ、アニメを中心として海外からも注目を集め、古くからの電器系とも共存しながら新カテゴリで復活を果たした秋葉原は、資源立国ではない日本にとって、世界で生き残るための非常に重要な示唆を国内に示していると感じ、別視点でリサーチを続けてきた。

そんな中で出てきた「萌え~」の文化・・・これは、、、正直に言うと個人的にはだいぶ辛いものがあって、テレビの映像を見ても何も「萌え」ない・・・ということで、秋葉原を代表する「メイドカフェ」には、残念ながら行く機会はなかった。日本はおろか世界に冠たる知名度の秋葉原発のカフェスタイルであるにもかかわらず。。。困った

で、真田さんがそのメイドさんが大集合するイベントの実行委員長というこの奇縁、猛暑萌え盛るアキバに出かけた。

各メイドカフェから集まったメイド姿の店員さん約60名がずらりと並ぶ姿は、「こりゃ萌えたい人にはたまらないよね~音符」という言う以外になかなか筆舌に尽くし難い光景であった。

メイドさん達がずらりと並ぶ周囲にはファン(?)が幾重にも取り巻き、中には全身スターウォーズのストゥームトゥルパーの格好をしてる人(間違いなく中はサウナ状態。。。君の忍耐強さにはダースベーダ卿もお喜びかと)や、たぶん男だけど、なぜかメイドさんの格好してる人とか、「萌え~」と書かれたヘルメットの人とか、色々とユニークな人がいて、それを見ているだけでも面白い。

そして中心にいる実に様々なスタイルのメイドさんの服装のバリエーションには本当に圧倒されてしまった。(メイドさんスタイルってこんなにたくさんあるのかと。。。)
たぶん個々のお客さんの趣味に応えられるようにできているのだろうと思われ、かゆいところに手が届く細かいアイディアと、その実践には頭が下がる。

オタク文化はこだわりの文化でもあり、その徹底したこだわりは、単にかゆいところに手が届くというレベルにとどまらない。「え? あ、ここ、かゆかったかもー」ということを教えてくれるくらいのレベル感。(いま一つ意味がわからないけど。。。)
「誰かのために何かをしたい」というマインドから見ても見習うべきところがたくさんある。

脱線してしまったが、このイベントは、れっきとした「地球環境を真剣に考えるイベント」である。
このイベントの主旨は『楽しみながら地球のことを考える』であり、『秋葉原も地球環境を考えている』である。

秋葉原環境会議」の様子。秋葉原として何ができるのか活発なアイディアが出ていた。
アキバの雰囲気も満点

環境問題は非常に難しい。単純に「環境にやさしい=善」と言い切れるものではない。再生紙一つとっても、100%の再生のためには化石燃料を新パルプから製造するよりも大量に消費しなければならないという矛盾が指摘されていたりする。

実際のところはわからないが、色々な問題があるということだけは素人の私でもわかる。
とすれば、「市民一人一人として生活の中でできることは何か?」を考える機会をわかりやすい形で、しかも、自分の興味のあるカテゴリに盛り込んで提供するこのようなイベントは、取り組みとして非常に奥深い。

真田さんは若いけれども非常にしっかりしたビジョンを持った公益マインド満点のナイスガイである。彼と一緒に何か仕掛けていけたらいいなぁと思っている。

たくさんのメディアによる取材攻勢・・・この露出の高さがうち水っ娘イベントのキーである。