皆さんの中にはクワガタの生態に詳しい方もいらっしゃると思いますが、私は小学生の頃飼ったことがあるだけなのでド素人です。
そんな中、ひょんなことからクワガタを飼うことになり、現在、奮闘中なのですが、友人から前触れもなく、いきなり「クワガタの飼い方」という本が二冊も送られてきました。
それを読んでいて「えっ!」と思ったこと・・・
クワガタって一回成虫になったらもうサイズは一生変わらないんだって知ってました???
つまり、サナギから成虫になったら一生そのサイズで生きていかなければならないんだそうです。
いくら木の蜜を吸っても、スイカの皮にへばりついても大きくなれないんです。
これは何だか切ない・・・
じゃあ、デカい成虫になるにはどうすればいいのか・・・簡単な話で、幼虫時の頃の過ごし方が大切、というか、それしかないとのこと・・・なにやら身につまされる思い・・・
そして、全国のクワガタブリーダー達は、自然界では絶対に存在し得ないような80mmオーバーのオオクワガタの作出を目指して、今日も菌糸の床で芋虫みたいな幼虫を観察しているというわけだそうです・・・マジで「こんな世界あるんだな」ってしみじみ思いました。
オオクワガタって数年前までは生きている宝石とか呼ばれ、70mmを超えるビックサイズなんてマジメに100万円とかで取り引きされていましたが、今はもうブリーディングテクニックが確立されて、全国津々浦々でブリードされているので価格も安くなり、ケタが二桁から三桁も変わってしまいました。
この飼い方本には随所に、「クワガタというのはただの虫だけど、そこには尊い命が宿っているということを飼う人には忘れてほしくない」と書いてある。
いい本じゃん・・・
「もちもちの木」も捨てがたいが、この本も小学生の夏の読書推薦図書にノミネートさせてあげたいくらいだ・・・
そして、読み進むうち、残酷に更けていく残暑の夜でした(明日起きれるかな・・・)