今日のCANPAN道場は、課題解決シリーズの第三段メルマガによる情報発信をテーマにしたものでした。
講師はSONYの10万人パブジーンを成功に導いた日本のメルマガマーケティングでは第一人者の吉田憲人さん。
吉田さんとのご縁は7年前にさかのぼります。
当時、私は日本財団図書館というサイトの開発を担当していました。
担当者として、せっかくだから何か新しい風を吹かせたいなぁ・・・という思いを持ちながら情報収集やら勉強やらする中、「ウェブマスターとしての知識もノウハウも足りない!」ということで、「ウェブマスター講座」なるものを受講しました。
その際の講師が吉田さんでした。当時の吉田さんは飛ぶ鳥を落とす勢いのSONYパブジーンのウェブマスターとしてガリガリと仕事をされていたのでした。
それから7年、吉田さんとは特に接点もなく時間は流れ、日本財団図書館も月間で40万人以上の方に利用してもらえるサイトに成長していく中、続けてCANPANをリリースして業務を行ってきたわけです。
このCANPAN道場(当時はブログ道場)になんと吉田さんが参加されており、「あれ?」ということで、あらためて名刺交換をさせていただき、その後、CANPANの趣旨にご賛同いただいて今回の講演となったのでした。
今回の吉田さんのご講演の参加者は、NPO団体の方など公益系の方もさることながら企業の方もたくさんいらっしゃったということで、いつもとは若干層が違ってもおりました。
メールマーケティングというと、「それは商売で使う手法でしょう」となってしまうのですが、例えば、
1)読者は量よりも読んでくれる人の質(興味の無い人に送ってもすぐに捨てられる)
2)読んで欲しい人は個人?法人?
3)読んで欲しい人を絞ってメルマガを届けているか?
4)心が通わないメルマガは読んでもらえない(相手に信用してもらう)
という項目、これは自分達の活動を周知するメルマガを送っている団体の方であれば知っておくべきノウハウです。
人を消費行動までを促すのは大変なことですが、そのために必要なノウハウは、自分たちの活動に賛同してもらうことと同じというわけです。
今回の講演では、そのあたりを簡単な言葉でズバリと解説していただけました。
私が聞いた内容として印象深かったのは、
1)サービスの提供を目的とするメルマガ(公益の多くはこれ)では、自分たちを売り込んで良い按配は9:1で、9は本当に質の高い送られた相手に役に立つ情報でないといけない。
2)それは自分を信用してもらうことからはじめなければならないからだ。
3)自分の団体のサポーターになって欲しいのであれば、まず自分の団体をメルマガによって信用を持ってもらうこと。
という点です。
前回のCANPAN道場では「団体の信用創造」ということで加藤哲夫さんにお話しをいただきましたが、メルマガもまた、読者との信頼関係を構築するための情報発信ツールであるということを吉田さんにご教示いただいたCANPAN道場でした。