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ソーシャルエリートという概念

CANPANプロジェクトでは、この度、「ソーシャルエリート」という造語を考えた。

これは、NPOはもとより、社会企業家と呼ばれるような方々のうち、特に「社会を良い方向にシフトさせるパワーを持った人」を指す。

世の中を良くしたいという思いを持っている人が世の中にはそれこそたくさんいる。
が、それらの思いやアイディア、企画などを具体的な行動にうつせる人というのはその中でも本当にごく少数だ。(寄付も行動の一つではある。)

そして、そのアクションを、「社会を良くするソリューションの提供」にまで高められる人に至っては砂漠でダイヤを見つけようとするくらいに激減する。

逆に言えば、社会的に見るとその人たちはとてつもなく大きな「人財」ということだ。

これらの人々は、少なくとも長者番付に載るだけの資産家などよりも社会的にはリスペクトされるべき存在であるはずだが、どうも世の中でいうところの「エリート」という見方をされていない気がする。

それは、一つには、その人たちを指す言葉が無かったからではないかと気づいた。
社会起業家もその枠の一つであるが、起業しなければいけない必要は必ずしもないので、より包括的な意味での言葉が必要だ。

そこで、そんなリスペクトされるべき存在、または憧れられる存在、他の人からロールモデルとして位置づけられるような存在としての造語として「ソーシャルエリート」という言葉を世の中に送り出したい。

ちなみに、お金をたくさん稼いでそれを寄付するという行為は、リスペクトには値するが、ソーシャルエリートではない。ソーシャルエリートは、それでもって世の中を変えることができた人にこそ贈られる名誉ある称号だ。

政治家は、立場上、このソーシャルエリートに最も近い領域に住むことも可能な住人達だが、本国会の汚い野次などを聞いていると、朝青龍ではないが、品格というのもソーシャルエリートの要件な気もしてしまう。(あの品の無い連中は、自分を恥じるべきだし、そんな人物を国会に送り出している地元民はもっと恥じるべきだ。)

まあ、それはともかくとして、近々、「勝手に認定ソーシャルエリート大賞」というものをやってみようかな・・・まる