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生き続ける革を大切に(保護クリーム編)

メジャーの松井選手は、グローブなどの道具をとても大切にする選手で、メンテナンスも自分でするそうである。

それは、彼が「すべてのものには魂が宿っている」と信じていて、思いやりを持って接していることの証。素晴らしい人だなぁ・・・とこれを知った時に思った。

日本人は「禅」の思想が実生活の内部にまで浸透しているものだから、「自分でやること」の大切さを知っている。しかし、これが世界の常識ではないことをご存知だろうか?

偉い人というのは、「自分のことは自分でしないからエラい」のである。
そんなバカな、と思うあなたのマインドは「禅」の思想の上にある。禅は、生活そのものが修行なので自分のことは全て自分ですることが当たり前となる。だが、なんと、この発想は世界の常識ではない。

ちょっと余談に入ってしまった。今回のテーマは「革」。

革製品というのはフェイク物を除いて、豚さんや牛さん馬さん、トカゲさんたちがその尊い命を犠牲にして私達に体の一部を提供してくれた結果できあがったもの。ブタ馬カエル

個人的にとても革が好きなことも手伝って、とにかく革製品は大切にしていたりする。

そんな私が数々の革製品メンテナンス品をトライ&エラーしてきた結果、みなさんにお勧めするのがこちら(クリーナーのご紹介はまた次回)

まずは、昔からある「ミンクオイル」

これのお勧めポイントは、やはり天然素材による安心感と値段が安いこと。
撥水効果も思った以上に高い。
難点は、効果の持続期間が短いこと。使い方にもよりますが、一ヶ月はとてもムリ。とにかくマメにメンテナンスするのが苦にならない人におすすめの一品。値段を考えると70点はあげたいです。

次は、コロンブス製のこの一品、レザークリスタル。

これはスゴい。古くてゴワゴワになった革が塗るだけでしっとり。。。古い革を蘇らせたい場合、これがイチオシです。
特に塗った後、乾いてからさっと一拭きした時のツヤもいい感じ。値段とのバランスとしては、90点というところで。

最後は、値段もクオリティも現時点で最強と思われるこちら

レザーマスター(Leather Master)のレザープロテクションクリーム。(犬が撮影を邪魔してキャップが見えてないです。)

とにかく保湿力というか、効果の持続期間が長い。説明書には二週間に一度とかムチャなメンテナンス期間が記されておりますが、それは「へえ~」と読み流して、数ヶ月に一度(半年・一年も・・・)これでメンテしてあげれば、革が割れたりとかいうことはまずありません。
ただ、撥水効果は思ったよりも期待できないのが残念。

そして、冬に使った革製のジャケットなどは、タンスにしまう前にこれを塗ってからしまえば、次回使う際にもツヤツヤです。(ただし、防カビ効果は期待薄、湿気の多いところに保管するとカビます。)

そんなわけで値段が高いことを考えると、80点というところ。。。

革製品は大切にすればするほど深みを増して、愛着が湧くすごい日用品。
木材が伐採されてからも生き続けるように革も生きているので、ぜひメンテしながら動物の皆さんに感謝しつつ使ってあげてください!

ちなみにスエードやヌバックのメンテは、また機会をみて・・・(あまり納得感のある製品に出会えたことが無い。。。悲しい)