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【岩手町SDGsレポート】他地域の取り組みからSDGsを学ぶ

2020年12月5日に開催された「第1回SDGs未来都市創造フォーラム」の内容をお届けします!

弊社代表町井と、ゲスト3名によるディスカッション形式で行われました!

和歌山県の有田川町で市民参加型のまちづくりをされてきた、株式会社plus socialの有井さんは、「全米で一番住みたい町」と言われるオレゴン州のポートランドの”Community Based Design”という、住民主体のまちづくりの手法についてお話されました。
有田川町では、役場内外に40歳以下のまちづくりチームを作り、女性を主役にすることで、保育所をリノベーションして「暮らして楽しい有田川町」への大きな1歩を踏み出しています。

http://aridagawa2040.org/

HISでボランティアツアー・スタディツアーを立ち上げた元HIS、現駒沢女子大学教授の鮫島先生は、不便益の研究をなさっています。不便益とは、「便利にも害があるのでは、不便にもいいことがあるのでは」という考え方です。

また、日本最大の漂着ゴミ問題を抱えている対馬の事例を元に、SDGsの鍵となるのは循環型経済(サーキュラーエコノミー)であると教えてくださいました。

岩手町にも東北新幹線が停車する「いわて沼宮内駅」がありますが、「不便益」「サーキュラーエコノミー」の観点から考えることができそうです。

林野庁の長野さんからは、「ウッド・チェンジ」の取り組みをご紹介いただきました。健康効果のある木の香りや、湿度を調整してくれたり、断熱性や衝撃吸収能力の高い木の良さを生かして、もっともっと国産材を使っていこうという取り組みです。

最近はマクドナルドが新店舗を木で作ったそう!森を自然資産として活用するドイツのクアオルトの事例もご紹介いただきました。町面積の約75%が森林である岩手町でももっと森林を活用していきたいですね!

「全部を同時達成するのが世界の目標」

フォーラム内で長野さんがSDGsについてこうおっしゃっていました。

2030年までに17のゴールを全部達成する…。

「とても多くてどうやって取り組めばいいんだろう…」もちろん、一人で全部解決するのは難しいと思います。だからこそ共創、「共に創る」ということが大切なのだと私は思います。

フォーラムゲストの3名から学んだことを胸に、「岩手町SDGs共創プロジェクト」を町民のみなさまと進めていきたいと気を引き締めました。町外のみなさまも、ぜひ岩手町の動きに注目していてください!