2010.11.01
最近、ソーシャルな業界では、ワールドカフェというものが流行っている。
ソーシャルな業界というのは、NPOなど社会課題に取り組んで、それを解決しようとする人たちが活躍している分野のこと。
このワールドカフェというのは、一つの課題について、多くの人と語りながら議論を深めていく上でとても良い手法であり、CANPANプロジェクトが行うワークショップでもワールドカフェを積極的に取り入れている。
■CANPANプロジェクトの詳細■
http://grandtop.canpan.info/about_canpan.html
これに参加してみて、ふと気付いた。
「これ、合コンに向いてるよな???」
「合コン」。さみしいことに久しくやってないし、予定もないけど、この言葉には、人生の未知なる可能性に満ちたフロンティアを感じざるを得ない・・・というか、感じたい。
能書きはさておき、合コンの目的は一つしかない。
「素敵なパートナー候補と出会えるか?」
だ。
そのために、合コン時、男女はまるで関ヶ原の東軍と西軍のように机をはさんで対峙し、限られた時間の中で相手を見極めるべく、全力を尽くす。
盛り上がらない合コンはさておいて、時折、そこでは切腹ものの仁義なき戦いが繰り広げられる時すらある。
幹事にとっては、よろこんでいいのか、悲しんでいいのか、盛り上がった合コンは、まさに戦国時代だ。
下剋上あり、裏切りありで、人類が生存競争の中で生きる生き物であることを認識させられる瞬間だ。
でも、ちょっと待て。
これだけ文明が進化してきているのに、そこだけはなんでそんなにプリミティブなのか?
もっとスマートに、たとえ心はプリミティブな欲求に満ちていても、表面上はスマートに相手を見極めることはできないものか? そんな手法はないものか?
ある。
それがワールドカフェだ。
ワールドカフェは、だいたい30人以上が集まり、一つのテーマについて5~6人のテーブルで30分ほどガッツリ議論して、テーブルに一人を残し、他の全員が入れ替わるシステム。
この強制入れ替え制は、貞淑を重んじなかなか同じ席から積極的に動けず色んな人と話せないヤマトナデシコにはうってつけだし、表面上草食系を装うロールキャベツな日本男児でもそれは同じことが言える。
そして、テーマを通じたガッツリ議論の中で、他のメンバーの思考や性格が見えてくる。
しかもその数は、少数合コンどころではない、数十人規模。
まさに、たくさんの人と短い時間に語り合い、お互いを知るのにピッタリじゃないか!
やるなぁ、ワールドカフェ。
そうなると、あとは、何をテーマにするか。
やっぱ「少子化」でしょ。
合コン開始早々、いきなり少子化の話をはじめたら、それはただの変態だ。
だが、そこで語られるであろう会話は、パートナー見極めのためのファクターに満ちている。
忙しい現代人がわざわざ合コンに時間を割くとするならば、最も効率よく、しかも根源的な相手の考え方を見極めるために、必要なテーブルをセッティングすべきだろう。
だから、テーマは「少子化」。
そして、ワールドカフェスタイルのすごいところは、そこでの出会いが自己満足で終わらず、それがそのまま社会課題の解決につながるかもしれないという可能性の沃野を提供することだ。
つまり、参加者が自分の欲求を満たそうとアクションすること自体が、自然に日本を救う道につながっているということ。
そんなことを具現化したのが、この企画である。
■しあわせライフを目指す「肉食系女子」のための合コン企画がついに実現!■
http://blog.canpan.info/cosmo/archive/251
賛否両論もあろうかと思いますが、とりあえず、参加してみてください
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